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2015/06/29

2015/6/29(月) 地域医療構想に綻びが見えた

今日は通常どおり西之表保健所勤務の日

結論ありきの地域医療構想にならないために


厚労省が示した地域医療構想はこれから迎える少子高齢者時代を乗り越えるための重要な処方箋のひとつだ。青写真はしっかりと作られ、厚労省の合意形成の手順にもぬかりはない。
難点は施設医療から在宅医療に押しやられる人々に対しての地域包括体制が構想どおり機能するかが疑問だが、これはこれからの行政および地域力に期待するしかない。

県保健福祉部からの指示に従い、委員の選定に当っては公平性に基づき充て職による任命をしたが、熊毛医師会長の意向もあり、病院だけでなく全有床診療所の懇話会への参加を要請された。病床数の議論をするなら広く懇話会を開催することにやぶさかでないことから、委員ではなくオブザーバーとしての参加にした。

これで、熊毛地区では病床を持っている医療機関はすべて懇話会に参加できることになった。

今日、ある委員から辞退届けが提出された。その委員の気持ちは痛いほど分かる。厚労省が膨大な情報を整理し日本の医療が目指す将来を描く絵に対して意見の出しようがあるのかの問いかけだろうかと推察するも医師会事務局に情報を伝え、対応を委ねることにした。


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