じょうぶなからだ原稿
西之表学校保健会の原稿は次のものにした。
インドのヒンドゥー教社会では人生を四つの段階に分ける考え方があります。
学生期,家住期,林棲期,遊行期です。
学生期は学ぶ時期で,その後のいしずえとなる一番重要な時期です。
学生期では学び,身体を作り,身のこなしを鍛錬し,良き生活習慣を獲得し,優れた価値観と行動規範を習得します。その後の子育て,仕事,社会貢献を担えるよう,趣味など人生を豊かにできるよう,身一つで人生を極められるよう,学びます。
学生期のまっただ中の皆さんは,書を読み先人たちの知恵に学び,スポーツを通じて体力作りを行い,集団生活に慣れ,規則正しい生活スタイルに努めることは,その後の生き方に大きく影響を与えます。
ここで,保健所長として皆さんに強く伝えたいことがあります。
20歳を過ぎても喫煙を絶対にしないこと,万病に効果があると言われる運動習慣をつけること,ストレス発散にもつながる生涯を通じた趣味を見つけることです。
喫煙は百害あって一利もありません。喫煙習慣はニコチン依存症という病気なのです。無駄なお金を浪費します。周りの人に迷惑をかけます。肺がん以外にも様々な病気を引き起こします。綺麗な肺を汚すことはありません。
運動の効用はいろいろな研究で見つけられています。体力をつけるという直接的な効果から,糖尿病や脂質代謝にもいい影響を与えます。さらには,脳内ホルモンにも影響し精神的安定にも大きく寄与します。軽いジョギングでも効果がありますし,ラジオ体操でもいいです。生涯を通じた運動習慣の形成を是非してください。
趣味を持つことは生涯を通じて人生を楽しめることになります。勉強や仕事も大事ですが,趣味を並行して持つことが,より勉強や仕事に没頭できることになるのです。さらに子育てや仕事が終わったあとの林棲期を充実するのがこの趣味なのです。
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