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2013/02/22

インターネットで本音と建前を維持することは可能か?

携帯電話の電話帳をそのままスマートフォンに移行したのが諸悪の根源だった。

あらゆるものに対して日本人はデフォルトを選択する。ガラケーの電話帳をスマートフォンに移行するのは誰もが不審に思わない。再度入力しなくてもいいので、便利になったものだと感謝さえした。

しかし悲劇が始まった


画像クラウドサービスの公開設定であれこれいじって設定したら、翌日、年賀状でしか交流のない叔母しかも二人から突然の電話、『ごめんなさい、パソコンに詳しくないので・・・』。こちらも訳が分からない。

画像クラウドサーバーが私の電話帳のメールアドレスを拾って、招待メールを送ったようだ。

次は、Viperというインターネット電話をインストールしたら、疎遠にしたかった従姉妹の旦那が出てきた。屋久島に来た折り、私の携帯に着電があったので、それを電話帳に登録しただけだが、彼もViperを使っていたのか、まぁオトナの呼吸で親戚付き合いはするがリアル付き合いをする必然性は無いとお互いに理解しあっているはずなので、放置。

今度はLINE。インストールしたら、屋久島に来るときの鹿児島県の担当者やら、かなり昔の仕事上の付き合いのあった人などがリストアップされた。もちろん、己のセキュリティの甘さに多分お互いに恥じたはず。

LINEには後日談がある。その後、新しいコンタクト先がちょぼちょぼ出てくる。職場の部下が二人。二人とも上司にLINEをやっていることを報告したいと思っていなかったはず。

facebookは凄かった

登録したら娘が出てきた。嬉しくなり友達リクエストしたが無視された。そりゃそうだろう、SNSは交流範囲を広げるものなのに何で親父と今更facebookしなけりゃいけないという娘の気持ちはよくわる。

さらに、いじっていたら、高校時代の友人やら厚労省時代の同僚などが出てきたので、友達リクエストした。高校時代の友人と40年振りの近況連絡にそれなりの思いを抱いたら・・・

突然、儀礼的な付き合いの叔母から電話があった。何があったのかと思ったら、facebookからメールが来たので、驚いたらしい。私も驚いた。建前の付き合いの親戚に、本音の付き合いを求めるような野暮はしない。

罪は、親戚側もメールアドレスを公開していたこと、私も意味不明の電話帳との同期設定をしてしまったことにある。

建前と本音で棲み分けてきたのにインターネットは建前でどんどんえぐってくる

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