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2018/02/16

山一証券しんがりには闇が多すぎる

山一証券の最期を見せたドラマで原作者はあの読売の清武というのも面白く最終回まで見た。

まず思ったのはしんがりは実話かだが、それよりも山一が破綻する必要があったのかという謎もあった。

いまはネット時代、資料は簡単に見つかった。社内調査報告書-いわゆる簿外債務を中心として-がPDFとして公開されていた。しんがりはほぼ事実だった。

株主に一銭も残らない債務超過になっていたのかと思い、ネットサーチしたところ見つかったのが、河原久による学位論文いわゆる『山一証券失敗の本質』である。この学位論文は出来が良すぎるので調べたら72歳での学位論文で山一インターナショナル社長まで務めた経歴に裏打ちされた深い分析だった。

ざっとした印象だが、山一の自主廃業は大蔵省による指導という名の民間企業への経営介入であり、その自主廃業の自らの決定も最終的に許されず破産処理を余儀なくされ結果的に日銀特融という国民資産が毀損された。

いま話題のコインチェック問題など訳もなく片付けてしまうのだろうか・・・

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