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2010/06/20

屋久島の停電

聞いてはいたが、屋久島の停電は想像を絶すると実感したのが、2010年6月20日の日曜日だ。

朝の9時過ぎ。


突然の停電。その日は突風もなく雨もそれほどではない普通の日。いつものとおり30分悪くても数時間で開通と思い、ヤボ用もあり車で小瀬田まで走った。もう点いているだろうと帰っても、パチンコ屋の外で客が待ち、信号機も消灯したまま。

昼飯時。


腹が減ったので、安房のかもがわに行くが本日休業の手書きの張り紙。蕎麦屋きらんく屋に行くが店の玄関で店主が閉店のご挨拶。ガスだけでも料理はできるだろうと言うと換気扇が動かないんじゃ営業できないとのこと。どうも停電は電流が逆流し配電盤が飛んだとのこと。

安房は諦めて小瀬田のmaloに行くと南の方が停電で客が多くて売り切れ。弁当でも買おうと尾之間のAコープに行くと停電のため臨時休業。どうにもならないと再び北に走り宮之浦の中華料理屋でチャーハン。

結局、開通したのは夜の20時半の恐怖の12時間停電。食材満載の冷凍庫の中は怖くて見れない。本土でこのような停電が起きれば暴動ものだが、ここ屋久島では泰然としたもの。

この停電で知り得たのは、自家発電があるのはいわさきホテル、徳洲会病院、わいわいランド、ヤクデン程度。あの超高級リゾートホテルサンカラがどうなっているのか怖くてサーチをしないが、いわさきホテルが平然とクーラーも明かりも通常どおりに営業しているのが妙に記憶に残った一日だった。

なお、21日深夜に2時間の停電連絡とのこと。日曜日の修理は応急なので完全な修理をするためらしい。ライフラインに退避ライン程度は欲しいところだが、それを望む声を出す気力さえなくなっている。

もっと怖い話がある。この停電が話題にならなく、翌日にはいつものとおりの日常生活があった。この程度の停電は話題にさえならない。多分1週間の停電でないと屋久島では日常生活の範囲なのだろう。

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